まぼろし/ロスト・チルドレン/ウォーリー/ベティの小さな秘密

まぼろし<初回限定パッケージ仕様> [DVD]ロスト・チルドレン [DVD]ウォーリー [DVD]ベティの小さな秘密 [DVD]
まぼろしフランソワ・オゾン/2001年/フランス)★★★★☆
とてもよかったです。途中から主役のシャーロット・ランプリングが何を見ようとして何を見ないようにしているのか、その空虚で狂気な眼差しの向こうを想像して、たまらない気持ちになりました。オゾン監督の映画が好きかどうかはまだずっとわからないままですが、出来る限り観たいと思う。
ロスト・チルドレンジャン=ピエール・ジュネ/1995年/フランス)★★☆☆☆
残念ながら、こういうセットやら衣装やら全部作り込まれたゴージャスな夢の世界の良さを私は理解出来ないようです…。たぶんこの映画の素晴らしいであろうなにもかもをつかみ損ねています…。人から勧められたのでとりあえず最後まで観ましたがストーリーもぜんぜんわからずでした。私のバカ。
ウォーリー(アンドリュー・スタントン/2008年/アメリカ)★★★★☆
ヒックとドラゴンがあまりにも良かったので、似た感じの(?)を観てみました。内容もヨカッタですが、オープニングとエンドロールが最高です。ウォーリーのちょっとした細かい動きに心奪われっぱなしでした。イヴちゃんが引き出しちゃったビデオテープ(?)がちゃんと再生されるか待ってる姿、炎を見つめるイヴちゃんを見つめる眼差し、カンカン帽で踊る姿、Macの起動音だったり、イヴとウォーリーの質感の違いやら、物語の進行そっちのけでもう完敗…。
ベティの小さな秘密(ジャン=ピエール・アメリス/2006年フランス)★★☆☆☆
いろんな要素がありすぎたのか、どうやって観て行ったらいいのかわからなくなりました。ちょっとビクトル・エリセへのオマージュ?ベティちゃんのお洋服や赤と緑の髪留めは印象的。最後の三人の登場でポカンとしました。時々流れる音楽のチョイスと日本版予告のナレーションはあれでいいんだろうか。