グラントリノ/潜水服は蝶の夢を見る/ぼくの伯父さん/エヴァの匂い

グラン・トリノ [DVD]潜水服は蝶の夢を見る [DVD]ぼくの伯父さん [DVD]エヴァの匂い ― オリジナル・サウンドトラック
グラン・トリノクリント・イーストウッド/2008年/アメリカ)測定不能
気になっていたクリント・イーストウッドの映画を観てみました。この主役のじいちゃんがイーストウッドかぁ…。私の苦手なものがたくさん出てきて途中かなりつらくなりつつ、どう決着つけるのか気になって最後まで。素人っぽい人達ばかりだし、よくありそうな話のようなのに、不思議と良い映画だったと思う。なんでだろう。イーストウッドの漫画みたいな動きとセリフの簡潔さがすごい。かっこいい。
潜水服は蝶の夢を見るジュリアン・シュナーベル/2007年/フランス)★★★☆☆
実話が元になっている映画の良いところは、観る人にどう思わせたいかっていう意思(権利?)みたいなものが作る側にないことかな。少なくともこの映画は素直に観る事ができてよかったです。原作を読んでみたい。
ぼくの伯父さん(ジャック・タチ/1958年/フランス)★★★☆☆
前に観た時はちゃんと観れてなかったので、もう一度。あの近代的なお家は100年後見ても近代的だと思うだろうな。伯父さんのアパートの内部構造がかわいすぎ。揚げパンおいしそうすぎ。けれど、30分くらいの短編でお願いします…。
エヴァの匂い(ジョセ・フロージィ/1962年/フランス)★★★☆☆
絶対ムリとわかってても追いかけたい人がいるって幸せじゃなかろうか。主役の彼はどんどん破滅へ向うのに、冒頭の何もかも上手くいってるときより、なんだか幸せそうに思えた私は何かの病かしら。ジャンヌ・モローはいいなぁ。口角の下がった口元も、ぜんぜん色気のない体も、下品すれすれの振る舞いも。ただもっともっと魅力的に撮れたんじゃないかというのと(監督すらモローを恐れていたように思う)、あのレコードうんぬんとか音楽がオシャレすぎるように思えた。

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先週はいつものようにDVDを借りていたので観ましたが、しばらく映画を観れる心境じゃないかもです…。