ベルヴィル・ランデブー/輝ける女たち/アニー・ホール/カポーティ

ベルヴィル・ランデブー [DVD]輝ける女たち [DVD]アニー・ホール [DVD]カポーティ コレクターズ・エディション [DVD]
ベルヴィル・ランデブーシルヴァン・ショメ/2002年/フランス)★★★★★
退屈だったらどうしよう…と失礼なことを思いながら観はじめましたが、すっごく良かったです。ほとんど映像と音楽(と歌)のみのアニメーション。言葉って便利だけど、言葉にしない思いの深さにはかなわない。おばあちゃんと犬を見ているだけで楽しいのと、何?と思わせておいて忘れた頃にさりげなく種明かしのテンポ良い展開に無理なく物語へ入っていけました。それぞれのキャラクターも音楽もバッチリ決まってた。食べ物が不味そうなのも媚びてなくていい。
輝ける女たち(ティエリー・クリファ/2006年/フランス)★★★☆☆
家族と遺産相続テーマのフランス映画って、わりと好きです。みんなでもめながら認め合ってる感じもほほえましい。カトリーヌ・ドヌーブとエマニュエル・べアールの共演!みたいなのを期待して観たけど、どうだろう…ふたりは重要な役かもしれないけど、主役ではないような気がしたし、存在感があるだけになんか取ってつけたようだなと感じてしまいました。でも、全体的にしらじらしくなく、ちゃんと観れました。ていうか、前に観た気がする。また忘れて観そうな気もする。
アニー・ホールウディ・アレン/1977年/アメリカ)★★★☆☆
そういえばウディ・アレン、と思い出して観てみました。ずいぶん前に何本か観て(何だったかな)嫌いじゃなかった気がして。ダイアン・キートンウディ・アレンと出会ってはにかみながらうれしそうにしているところと、ウディ・アレンが別れて後悔してるところと、通りすがりの人達から唐突に助言をもらうところが好き。しみじみ良い映画だな〜ってわけでもないけど、嫌いじゃないです。時々観たい。
カポーティベネット・ミラー/2005年/アメリカ)★★★☆☆
カポーティがダントツ好きだった時期があります。でも伝記映画に出ている俳優たちの、本人に成りきる熱演!が怖くて、大丈夫かなぁと思いながら観ました。(大好きなロバートダウニーJr.の「チャップリン」とか、怖くて観れないなぁ…)個人的には、銀河テレビ小説まんが道」での江守徹の演じた手塚先生とか、顔は似てないけど存在感は似てる、みたいなのが良いと思う。で、カポーティ演じるフィリップ・シーモア・ホフマンも映画自体も素直に観れました。たぶん作り手の思った通りの受け方が出来たと思う。

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同時に何本か借りて観てると、時々内容がシンクロしてておもしろい。今回は、2本が劇場の話だったし、サメは泳ぎを止めると死ぬ、と言う言葉が「輝ける女たち」と「アニー・ホール」に出てきた。あと、「アニーホール」にはカポーティー(のソックリさん(とウディ・アレンが決めつけただけの人))も。